カンジダ症で使われる治療薬
カンジダ菌には、抗真菌効果の高い薬剤が使われます。そして、カンジダ菌に対する効果の高い薬剤は多いので、症状を感じたらきちんと診察を受けて、正しく活用しましょう。
特に最近では、STDと呼ばれる「性感染症」にかかっている人が若者を中心に急増しています。その一方で、市販薬やネットなどでは、これら性感染症に効果が高いとされる薬剤がたくさん売られています。しかし、ガンジダ症ではないのにクラミジアの薬を使っても、クラミジアなのにカンジダ症の薬を使っても、いずれも効果が現れません。正しく診断を受けて、その上で正しい薬選びをしましょう。うかつな自己診断は禁物です。
・皮膚と粘膜のカンジダ症
カンジダ性間擦疹やカンジダ性指間びらん症では、カンジダ菌に対する抗真菌薬の外用が用いられます。イミダゾール系の外用薬がカンジダ菌に対する有効性が高く、抗菌域も広いので第一選択として使われることが多いようです。ネコチナゾール(アトラント)、ケトコナゾール(ニゾラール)、ラノコラゾール(アスタット)などは、カンジダ症や水虫治療に著効を示す塗り薬です。
一方、カンジダ性爪炎(爪囲炎)や口腔カンジダ症などでは、内服薬が使われることになります。トリアゾール系のイトラコナゾール(イトリゾール)は、消化器真菌症や呼吸器真菌症など内臓真菌症などにも使われる内服薬。ただし、血液検査が必要な薬で、併用する薬にも注意が必要です。副作用は比較的少ないといわれます。
・膣カンジダ症
抗真菌薬が配合された膣錠を使用して、外陰部の症状には外用薬を塗ることになります。
膣錠で使われる薬は、抗真菌薬のイミダゾール系、アデスタン、オキナゾールなどの系統は刺激などの副作用が少なく、効き目が高い薬剤です。
外陰部の治療には、皮膚と粘膜のカンジダ症で使われる薬を中心に使うことになります。イミダゾール系の外用薬、ネコチナゾール(アトラント)、ケトコナゾール(ニゾラール)、ラノコラゾール(アスタット)、クロトリマゾール(エンペシド)、ミコナゾール(フロリード)などです。
また陰茎カンジダ症では、抗真菌剤の軟膏などを塗ることで、3~5日ほどで症状が治まります。前記と同様の外用薬を使用することになります。
